最終更新日 2024年4月14日 by kurasi
独りぼっちの虚しさから解放された
大好きな彼女との突然の別れは誰にでも起こりえることですが、自分が経験した別れは非常に悲しくて精神的にもきついものでした。
何年間も共に過ごしてきて将来は結婚の約束もしていたのに、気が付くと忙しい仕事が原因で二人の距離は離れていき、最終的にはお互いの為にと別れることになったのです。
意気消沈していて中々仕事も身に入らない状態が続いていると、そんな様子を心配したのか会社の先輩があるサイトを紹介してくれました。
恋愛コミュニティサイトの「jメール」と呼ばれているもので、運用を開始してから18年が経過し、会員数は600万人を突破しているほどの大人気サイトとのことです。
しかし、恋愛サイトと聞いて真っ先に考えるのがサクラや業者による騙し手口が横行していることで、今の自分の状態では新たな女性から傷つけられる状態だけは避けたいと考えていました。
先輩はこのサイトを利用して数々の女性と巡り合えたと言っていましたが、正直そんなうまい話しはないだろうと半信半疑でいたのです。
その時は軽く受け流して話は終わりましたが、何日か経って自宅に帰ってから一人ぼっちの空間にいると、急に寂しさが込み上げてくるようになります。
少し前なら自宅に帰ると彼女からお疲れ様のLINEが届いていたり、明日のデートのプランを一生懸命に考えたりしていたのにと思うと、無性に空しくなってやけ酒してしまうような状態にまで落ち込むようになりました。
このままの精神状態では仕事もはかどらないと思い、先輩が教えてくれたjメールのサイトを何気なく覗いてみることにします。
プライバシーに配慮されているから始めやすかった
恋愛サイトと言うくらいなので、かなり可愛らしくて近寄りがたいサイトをイメージしていたのですが、実際はとてもシンプルですっきりとまとまった印象です。
18歳未満の男女は登録不可ですが、18歳以上であれば誰でも無料で登録することができるのでとても安心できます。
さらに女性の方であれば利用料が一切発生しないのが特徴で、男性の場合であっても登録したと同時に100ポイントが貰える嬉しいサービスが提供されています。
こういったサイトは大抵写真をプロフィールに貼らなければいけない決まりになっていますが、jメールの場合は写真を貼らなくても利用できるのが魅力でしょう。
かなりプライバシーにも配慮されているようで、匿名で使える機能が充実しているところが人気の理由かもしれません。
各種サービスを利用するにはポイントが必要になってきますが、気になる女性にメッセージを送るのに7ポイント(91円)、プロフィール画像などを見るのに3ポイント(39円)、掲示板に投稿するのに5ポイント(65円)が掛かってきます。
一つ一つで考えると安いようにも感じますが、何人もの女性にメッセージを送るとなると決して安い値段ではないでしょう。
まずはお試し感覚で条件を検索することに決めて、希望する年齢や職業などを絞り込んでいくことにしました。
登録している女性の数は男性よりも少ないらしく、思ったよりも条件に合う人は少ない印象です。
それでもかなり綺麗な女性の方が沢山いて、中にはモデルではないのかと疑うような魅力的な方まで登録しています。
ちょっと悪趣味かなとも思いましたが、あまりに顔がタイプの女性を見つけてしまったので、さっそくメッセージを送信してみることに決めます。
女性とのやり取りが楽しくなっていった
その方は気軽に遊べる男性を募集しているような感じだったので、この人なら話しやすいかと思い「とても綺麗な方ですね」と送ってみたところ、すぐに「ありがとう」と返事が返ってきました。
久しぶりとも言える女性とのやり取りに感動しながら、さらにどんな性格でどんな男性がタイプなのかを聞き出していきます。
とてもノリの良い女性だったらしく、最近はまっているアーティストやYoutuberなどを教えてもらい、気が付くと真夜中の2時近くまでメッセージを交換し合っていたような気がします。
彼女と別れてからしばらく日が経ち、もう彼女はいらないと頑固になっていた自分の心に、まだ会ったこともない見ず知らずの女性が優しく相手してくれている状態がとても不思議で、なんだか恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちが複雑に絡み合っているような状態でした。
その後も何日も仕事から帰るとメッセージをやり取りしたり、時には「おしゃべり」という4ポイント消費で10秒間喋れる電話機能などを利用して、徐々に二人の中を縮めていく努力をしました。
男性である以上、たまにはアダルトなサービスを利用してみたいという欲求にかられることもありますが、相手の女性がとても真面目そうな方だったので会話しているだけでも幸せです。
まだ会う機会が訪れてはいませんが、毎晩会話して彼女の話を聞いているだけでも満足している自分がいます。
ひとり身になってから感じる孤独感や不安な気持ちは中々取り除けず、これといった趣味もないまま家で一人お酒を飲む毎日が続いていると、精神的にも限界がきていたかもしれません。
これからも真摯な対応を心掛けて、いつしか実際に会って会話できる日を夢見ています。