最終更新日 2024年4月14日 by kurasi
目次
1,リトルトーキョーと呼ばれているバンコク
バンコクはタイの首都で日本とのつながりが深いところです。
タイに進出する日本の企業が多く、リトルトーキョーといわれるくらい、日本人がたくさんいる地域があります。
そこには日本の飲食店が並び、あちこちで日本語の会話が聞こえてくるのです。
このようにたくさんの日本人が仕事のために移住するので、住む家を探す際に訪れる不動産業者も日本人に対応している所が多く、ディアライフバンコクの安藤社長のように日本の業者が出店をしている場合もよくあるので、言葉の壁などで物件探しに困ることはありません。
2,バンコクの賃貸物件の種類について
バンコクの賃貸物件には、コンドミニアム、アパート、サービスアパートがあります。
コンドミニアムは分譲マンションのことで、おしゃれでモダンな物件がたくさんあります。
しかし部屋によってオーナーが異なるので、契約内容も内装なども異なります。
また、何か不具合が生じたときには管理事務所に対応してもらうことはできますが、個々のオーナーに申告をしなければならない場合もあります。
複数の部屋を会社名義で借りたいという場合に、その手続きが煩雑なため対応してもらいにくいというデメリットはあります。
コンドミニアムの最低契約期間は1年で、主な家具や電化製品はそろっています。
アパートは、賃貸マンションのようなもので、建物丸ごと一人のオーナーが所有しているので、どの部屋も同じようなデザインで作られています。
もし不具合があった場合も管理事務所に一括して対応してもらうことができます。
室内は日本人好みに作られているものがあったり、メイドサービスのあるところなど様々な物件があります。
最低契約期間は1年で、主な家具や電化製品はそろっています。
3つの種類の不動産の中で、部屋の面積が一番広く作られています。
サービスアパートはホテルのような雰囲気のマンションで、生活に必要な家具や電化製品は初めからそろっていて、シーツやタオルの交換や掃除などのメイドサービスがついていたり、フロントは24時間年中無休で対応してもらうことができます。
光熱費やインターネットなどの料金も家賃に含まれるところが多く、様々なサービスがあるため家賃は高めに設定されていて、最低契約期間は1か月となっていて、ほとんど必要な家具や電化製品はそろっています。
3,バンコクの不動産は日本よりも部屋が広い
バンコクの不動産の特徴として、日本よりも部屋が広いということがあります。
広い部屋でのびのびと過ごすことはできますが、あまり機能的ではなく冷房も効きにくいということもあるので、物件を選ぶときはそのような点にも注意して選ぶようにします。
またほとんどの物件にソファやテーブル、ベッドなどの家具やテレビ、冷蔵庫、エアコンなどの電化製品がついていることも特徴的です。
日本人や外国人向けの物件にはプールや事務、大浴場、サウナなどの共用施設がついているという特徴もあります。
これらの施設は無料で使用でき、駐車場も1台は無料で使用することもできます。
日本人ではあまりないことですが、バンコクではメイドさんを雇っている家が多いので、メイド部屋を備えてあります。
しかし日本人が住む場合はメイドを雇う人は少ないので、ほとんどの場合はメイド部屋を収納場所に使うことができます。
4,日本では必要な礼金と仲介手数料が不要
さらに日本では必要な礼金と仲介手数料が不要です。
敷金は支払いますが、仲介手数料はオーナーが支払うことなっていて、礼金に関しては支払う習慣がないので、初期費用が安くて済みます。
セキュリティに関しては、共有の入り口でカードキーを使用するところが多く、ガードマンも24時間待機しているので安心ですが、入り口が開いたままになっていたりガードマンが少し席を外しているということもあるので、エレベータにもカードキーがついていたり、自室の玄関に二つキーがついているような物件を選べばより安心です。
5,バンコクに住む際の注意点について
しかし、日本人には合わない特徴もあります。
例えばお風呂ですが、バスタブはあるものの追い炊き機能はなく、トイレも兼用の物件がほとんどです。
トイレはウォシュレットのようにお尻に充てるシャワーはあるのですが、そのシャワーを使ってもう片方の手で洗う必要があります。
また外国人向けにバスルームには温水が出る仕組みになっていますが、キッチンや洗面所では温水は出ない場合がほとんどです。
タイの建築基準法のようなものは日本の建築基準法とは異なるため、日本人からすれば欠陥住宅ではないかと思われるような物件も少なくありません。
またバンコクは熱帯地方に属しているので、白アリが多く発生します。
定期的に予防や駆除は行っていますが、間に合わずに現れることがあります。
6,まとめ
このようなことを事前に知り、調べたうえで物件選びをすることが勧められます。
物件探しに関しては、日本人に対応する日本の不動産業者も多いので、あらかじめメリットやデメリットを聞いたり、希望の条件を伝えたりしやすいです。
バンコクに転勤が決まって引っ越すことになっても、日本の不動産業者に物件探しを依頼でき、日本人に合った物件を探してもらうことができるのです。