最終更新日 2024年4月14日 by kurasi
1.ゴールドの資産運用の方法
日本人は他の先進国の人々に対して資産運用の割合が低い、と言われています。
その理由には文化的な要素もありますが、大きな原因はそもそも「お金」について学ぶ場がほとんどないということです。
例えばユダヤ人は家庭で幼少時からお金の話を徹底的に子供にする、といいますが、日本ではお金のことを話すのはいやらしい、という概念が根強くあります。
学校では道徳は教えますが、お金の管理の仕方などは教えてはくれません。
自分の資産を守って増やすには、まず勉強から入る必要があるのですが、どこでそれができるのか、といった情報も日本では少ないのです。
しかし、そろそろ個人で資産運用していかなければならない時代になってきました。
そんな時代において、日本でも人気があるのが、ゴールド、つまり金を使った資産運用方法です。
具体的には金に投資をする、ということになりますが、なぜゴールド投資が人気なのかといえば、「価格が急落するリスクが少ない」ことや、「堅実な運用ができる」こと、そして「世界中の市場で換金」できるからということでしょう。
さらにいえば、ゴールドへの投資は固定資産税はかかりません。
金は不動産などと違って、所有していても固定資産税はかからないのです。
価格が急落するリスクが少ないというのは、金は株や債券と違って特定の企業や組織が発行するものではありません。
そのため、倒産や廃止が基本的にはなく、価値がゼロになるリスクがないのです。
また、世界経済が不安定な時であっても価値が急落する危険性が少なく、安全性の高い資産といえるのです。
2.ゴールドの4つの投資方法
堅実な運用ができる、というのは、ゴールド投資には様々な方法があり、初心者でも堅実に資産をふやすことができる投資法も確立されているからです。
価値が急落する危険性も少ないので、手堅い投資対象になります。
金の価値は世界共通です。
市場も世界中にありますので、どこの国であっても現金へ交換できるという強みがあります。
では、具体的にゴールドの投資方法とその特徴をみていきましょう。
主な投資方法としてあげられるのは、4つです。
自分の性格などを考えて、どの投資方法が自分に合っているかを考えてからトライするようにしてください。
まずは株式会社ゴールドリンクなどが提供している純金積み立てです。
初心者へのおすすめ度は大で、特徴としては1000円単位の金額から始められること、ドルコスト平均法という購入のやり方で、金の価格変動にも対応できるのでリスクが少ない、ということがあげられます。
次は「金地金」(きんじがね)という投資方法です。
初心者へのおすすめは中程度で、金の延べ棒を直に購入する方法です。
これは金そのものを買うわけですから、ある程度まとまった資金が必要となります。
3.初心者から経験者までそれぞれの目的に合わせた方法で
向いている人は、100万円単位のまとまった資金を投資にあてようと考えている方や、手元に実物の金を置いて眺めたい人などです。
銀行に預けたりするわけではありませんので、防犯についてはしっかりと責任を持つ必要がありますが、はっきりと何に投資しているかがわかるので人気でもある投資方法です。
通常は5キロから1キロまでの複数のバーサイズが用意されていますが、500グラム以下になると「バーチャージ」と呼ばれる手数料をとられます。
そして「金ETF」という投資方法もあります。
初心者へのおすすめ度は中程度で、特徴としては、株式投資のような感覚で金を売買する投資方法です。
短期、そして長期の保有どちらでも対応できますが、価格の低下による損益リスクもあります。
この方法に向いている人は、価格相場の動きに応じたリスク管理に自信を持っている人、もしくは株式投資の経験がある人になります。
最後の方法は、「金CFD」です。
この投資方法は、初心者へはあまりおすすめしません。
特徴としては取引会社に預けた証拠金を基にして、価格相場の変動に応じて金を売買する方法です。
信用取引で最大20倍までレバレッジをかけ、預けている証拠金よりも多額の取引を行うことができるのです。
どちらかといえばFXの感覚に近く、ハイリスクですがハイリターンを期待できます。この投資方法に向いている人は、価格相場の変動に応じたリスク管理に自信がある人、もしくはFXの経験がある人です。
ゴールド投資で資産運用をするには、まず純金積み立てから始めるのが賢明といえるでしょう。
そしてもちろん、パートナーとなる取引会社を選ぶ際には慎重になる必要があります。
どこの会社が信頼できるか、どの投資方法にするかを選ぶ際には、それぞれの会社がやっているセミナーや詳しい人への質問、インターネットを使っての情報収集も手をぬかずにやるようにしましょう。
会社選びを間違えば、あなたの大切な資産はなくなってしまうかもしれません。